羽鳥 信章

羽鳥 信章

皆さんこんにちは。羽鳥信章と申します。

私は造園業を営んでいますが、造園の世界に入った理由は、
趣味の山登りで自然が作り出す様々な景色や
植物の持つ表情の美しさが私にとって身近になっていたこと、
また、自宅の庭を造ったときに夜も眠れないくらい興奮して
庭の構想に考えを巡らしたことで庭の虜になっていたことです。

そして仕事でお茶室の露地を造るうちにお茶に興味を持つようになりました。
露地とはお茶室に面した庭のことで心の切り替えをする空間です。
そこで構成される植物や飛石、竹垣、蹲などの資材は
実際にお茶事の流れの中で使うことを前提に選び、置かれますが、
着物を着た状態での使い勝手や、お茶事を行うに際してどんな景観がしっくりくるのか、
これらのことは実際に体感しないと分かりません。

露地の仕事に携わる時には使う側の感覚を大切にしなくてならないので、
お茶を習う必要性を感じていました。

一二三会には社中主催のお茶会に招かれたことがきっかけで入会しました。
そのお茶会では稽古人一人一人が積極的に明るく笑顔で対応してくれたことで、
自分が歓迎されている感じがして、清々しい気持ちになれました。
お茶は作法の型を覚えなくてならない受け身の習い事という認識でいましたが、
稽古人自ら主体的に取り組んでいる姿がとても新鮮で魅かれました。

一二三会に入って2年になりますが、社中には様々な職業や経験をしている方が多く、
お茶について色々な考え方や意見、発想が出てきます。

またそれを生み出す空気がこの社中の特徴でもあって、
そこから発信されるおもてなしが日本文化や日本の季節感を介して
お茶室や日常生活の空間で人と人の交流につながっていくことを体感しています。

この人と人の交流やつながりを庭という空間にいかに溶け込ませていけるかとても楽しみでもあります。
そしてこの社中に興味を持たれた方と一緒にお茶を楽しむ場を創っていくことを楽しみにしています。

一二三会世話人
羽鳥信章