プロフィール

一二三会代表
久保 比登美 (hitomi kubo)

経歴

裏千家茶道助教授
公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団評議員 HP
日本学ユニバーシティ講師 『暮らしに活かす茶道』
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略歴

神戸市生まれ
15歳から茶道を学ぶ
阪神大震災に遭遇し茶の道を志す
京都の茶道具商に6年間勤務
裏千家学園茶道専門学校修業
2009年 東京護国寺に茶道裏千家 稽古場「一二三会」を設立
2011年日常にお茶を活かす「おもてなし講座」を開設

自己紹介

15歳から自宅裏にある茶道稽古場で、お茶を習い始めました。お茶の先生は地域の神社仏閣に貢献する方で、高校生の時から神社やお寺のお茶会で毎月のようにお点前をさせて頂きました。

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お茶のお稽古や人におもてなしをするのが大好きで、お茶を通じて日本文化に魅了されていました。

先生は、同時に未生流派 真正流家元でもあったので、お茶のお稽古の後に、生け花のお稽古もしていました。

19歳のとき、着物の着付けをしてもらう為に美容院に通っていいることに違和感を覚え、着付け教室に通い、花嫁衣裳を着つける講師資格まで習得し、仕事帰りの夜のクラスで着付け教室の助手をする数年間を過ごしました。

阪神大震災に遭遇し、命のはかなさ、生きる大切さを感じ、一生の仕事として茶道の道を志しました。

京都の茶道具商に務め、茶道の流儀の違い、京都、東京、地方の地域のお茶の在り方、茶道具の種類や取り扱いかたに関して学び、お茶のお稽古を始めた人から玄人の茶人まで、お茶と接するさまざまな人たちの考え方に触れることができました。また、茶道具作家の個展や職人に携わる過程で、作家や職人の伝えたいことと、お客様の望むことに、温度差がある事に気づき、双方の潤滑油になることを大切に関わりました。

その後、裏千家茶道専門学校で更に専門的に学びました。京都の四季、裏千家の行事に触れ、日本全国、世界から集まる裏千家の同門と共に学んだ時間は、今の私の礎になっています。

2009年には、不思議なご縁で、東のお茶の総本山にすると高橋帚庵が志した東京護国寺の裏手に、茶道裏千家「一二三会」を設立することができました。

このような環境の中で、茶事や茶会、祭りでのお茶のご接待など、大小さまざまな催しを経験させていただきました。

私の人生を振り返ると、お茶をするためのさまざまな環境が用意されていました。

お茶は、総合芸術といわれるように奥深く、日本文化と精神を背負っています。私は、お茶は特別なものではなく、全ての人の日常に入ってほしいと願っています。

そのために、通常のお稽古だけではなく、観世流の能楽と茶のコラボレーション「能茶会」や、サイクリングと茶で「散走茶会」、渋谷の金王八幡宮の祭りでの茶会などは、多くの同志や稽古生とともに、さまざまな普及活動を行っています。

2011年には、仕事の場でお茶を点てるための「おもてなし講座」を始め、日常で人を大切にするリーダーたちがお茶を習い始めています。

お茶は日本の誇る最高のおもてなし文化です。
日常でお茶が活かされてこそ、そのすばらしさがあります。

皆さんもぜひお茶を日常で点ててみませんか。
茶道の目的といわれる「直心の交わり」をしてみませんか。

主な活動

【電子書籍を出版しました】

お茶の素晴らしさを一人でも多くの方へ伝えることが出来たらどんなにいいだろうと思って書きました。
日常で見かける出来事が、茶道の切り口から見ることで、読者の「おもてなし」の見どころが一つでも増えたらと思い、お茶のおもてなしを中心軸に書きました。

ともに創る日本のおもてなし ~あなたもお茶を点ててみませんか?
久保比登美(著) 電子出版:100 円 アマゾンから購入できます。
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【裏千家淡交会 東京第八南青年部で、「茶箱について」講演しました】

2年かけて茶箱に始まり、中に詰まった道具を自分たちで作る青年部さんの企画に、 茶箱についてお話いたしました。 企画のお話を伺った当初から私もワクワクして、利休や玄々斎がどのような思いで茶箱を作られたか、 また、青年部の皆さんお一人お一人にとって茶箱とはどのような存在なのかを作る前に一度、考えてみられると唯一無二の茶箱が出来上がるのではないかと提案をさせていただきました。 2年経った頃、皆さんの茶箱への想い、その中に詰まった陶器、漆器、竹材など詳しい知識を持つことになり、 同時に職人への敬意など養われていかれることでしょうね。 素敵な企画に呼んでいただき、ありがとうございました。