お茶のある暮らし
茶道のことを、「お茶の人」「お茶のお稽古」「お茶の着物」などと呼ぶことがあります。
私はこの「お茶の・・」がとても好きです。
茶道に親しみを覚え、茶道の心を日常に生かして生きている感じが伝わってきます。
10代で出逢った茶道を、白髪になった60歳頃に家の一室でお茶の稽古場をすることが憧れでした。
その導きが20代に早まり、30代で茶室を構え教える側に立ちました。
40代は様々な経験を積み、今、50代になり、これまでの体験を通した「お茶」を
私の視点でお伝えすることをこの場から初めていこうと思います。
日々の稽古を大切に、その学びを暮らしに活かすことが楽しくて楽しくて。
写真の浴衣は亡くなった父の白絣です。
私の寸法に仕立て、猛暑を少しでも涼やかに過ごしています。
お茶から用の美のすばらしさに出会い、モノの命を見るようになりました。
皆様とお茶を分かち合えれば幸いです。
令和五年 和暦水無月新月